前回がクソゲーを制作する課題だったので、折角ならそれを進化させよう!!
        と思いながらライブラリやネットで調べていたところ、”Pyxel”というドット絵の
        ゲームが作れちゃうライブラリを見つけ出しました!!
        このライブラリの仕様は、
        
            - Windows、Mac、Linux、Web で動作
 
            - Python によるプログラミング
 
            - 16 色パレット
 
            - 256x256 サイズ、3 イメージバンク
 
            - 256x256 サイズ、8 タイルマップ
 
            - 4 音同時再生、定義可能な 64 サウンド
 
            - 任意のサウンドを組み合わせ可能な 8 ミュージック
 
            - キーボード、マウス、ゲームパッド入力
 
            - 画像・サウンド編集ツール
 
            - パレット、発音数、各種バンクのユーザー拡張
 
        
        となっており、非常に高機能です!
        その他にも様々な特徴があるので、まずは下記のリンクを確認してみてください!!
        こんなこともできるの!?と、きっと驚くはずです笑笑
        
        リンク:
Pyxel-readme-jp
        
        【サンプルコードを動かす】
        とにもかくにも、コードが動かないと話にならないので、まずはサンプルコード
        を動かしてみました!
        使用したコードは、公式が公開してくれているサンプルの中でも一番シンプルな
        コードです。
        
        ※このコードの実行にはPyxelのインストールが必須です。
        ※ウェブ版→
デモ1
import pyxel
    
    
class App:
    def __init__(self):
        pyxel.init(160, 120, title="Hello Pyxel")
        pyxel.images[0].load(0, 0, "assets/pyxel_logo_38x16.png")
        pyxel.run(self.update, self.draw)
        
    def update(self):
        if pyxel.btnp(pyxel.KEY_Q):
            pyxel.quit()
        
    def draw(self):
        pyxel.cls(0)
        pyxel.text(55, 41, "Hello, Pyxel!", pyxel.frame_count % 16)
        pyxel.blt(61, 66, 0, 0, 0, 38, 16)
        
        
App()
        とまあ、ここまでは順調だったのですが、いざゲームを作ろうとしたところ
        なにがなんだかさっぱりで、READMEを読みながらではなにもできなかったため、
        YouTubeで使い方を調べて勉強しながらゲームを作り始めました!
        
【チュートリアル】
        ここからは自分が忘れないようにすることも兼ねて、ドキュメンテーション
        をしたいと思います。
        
        まずは簡単なプログラミングから。
        
import pyxel #Pyxelライブラリ呼び出し
pyxel.init(120,120) #120X120ピクセルの領域を初期化(init = initialization)
pyxel.cls(14) #()内の数字の色で初期化
pyxel.text(20,20, "Hello,world!",7) #20X20の位置から、7番目の色(白)で文字を表示
pyxel.line(0,30,120,30,5) #(x1,y1地点からx2,y2地点までを5番目の色(青))で線を引く
pyxel.show() #画面を表示。ESCが押されるまで待機する
        
        ※使用しているカラーパレット
        
        参考
        
        このコードを実行すると、このような画面が表示されます!!
        

        無事指定通りにプログラムが動きました!!やったね!!
        ちなみに、画面内の座標は
        画面右上端が(x=0,y=0)で、
        画面左下端が(x=120,y=120)になっています!
        
【図形の描写】
        ここまでできたら、今度は図形を描写したいと思います。
        Pyxelには、図形を描写する機能もあるので、こちらをどんどん使っていきます!
import pyxel
pyxel.init(120,120)
pyxel.cls(14)
pyxel.text(20,20, "Hello,world!",7)
pyxel.line(0,30,120,30,5)
pyxel.circ(60,60,10,7) #(x,y地点に半径10の円を7番目の色)で表示する
pyxel.tri(30,100,60,80,90,100,7) #(x1,y1,x2,y2,x3,y3の地点を頂点とした三角形を7番の色)で表示
pyxel.rect(10,70,10,10,7) #(x,yから、幅,高さ,色番号)の四角形を表示
pyxel.rectb(18,18,50,10,7) #(x,yから、幅,高さ,色番号)の四角形の枠線を表示。circb/tribで、円の枠線、三角形の枠線にもできる。
pyxel.show() #画面を表示。ESCが押されるまで待機する
        コードを見やすくするために、前回と変わらないところの#は消してあります。
        
        このコードを実行すると、今度はこうなります!!
        

        今回も指定通りにプログラムを動かせました!!いぇい!!
        
        ここまで出来るようになれば、ついにゲーム画面を作成できるように
        なります!!
        
        例として、RPG風の画面を作成してみました!
        コードはこちら。↓
import pyxel #Pyxelライブラリ呼び出し
pyxel.init(120,120) #120X120ピクセルの領域を初期化(init = initialization)
pyxel.cls(0) #()内の数字の色で初期化
pyxel.text(10,85,"Player",7) #文字を表示
pyxel.text(20,100,"Oh! Slime is Here!!",7) #文字を表示
pyxel.rectb(5,80,110,35,7) #文字枠
pyxel.tri(60,16,66,25,54,25,7) #スライムの頭の部分
pyxel.elli(40,25,40,30,7) #スライムの本体部分
pyxel.circb(52,35,3,0) #スライムの右目
pyxel.circb(68,35,3,0) #スライムの左目
pyxel.rect(55,45,11,2,0) #スライムの口
pyxel.show()
        このコードを実行すると、このような画面が表示されます!!
        

        シンプルな画面ですが、それっぽく作れました!!
        
        ただ、これだけだと画面に図形を組み合わせて描写しているだけで
        つまらないので、アニメーションをつけたいと思...ったのですが、
        ここで時間切れ。提出期限になってしまったので一旦ここまでです。
        また時間が多く確保できるときに勉強し直して、アニメーションまでつけれる
        ようになりたいです!
        
【感想】
        このライブラリを見つけ出したときには、結構簡単にゲームを
        作れる!!と思ったのですが、知識をつけないとどうすることもできない
        ことを実感。レトロゲームですらここまで大変なのだから、世に出回っている
        ゲームがどれだけ凄いものなのか、身に染み込みました。
        全てのゲームクリエイターに感謝!!
        
【Spescial Thanks!!】
        Pyxel
        【Pyxel入門】 Pythonでレトロなゲームを作ろう!①環境構築
        【Pyxel入門】 Pythonでレトロなゲームを作ろう!②ゲーム作成ことはじめ
        【Pyxel入門】 Pythonでレトロなゲームを作ろう!③動きと入力